カラーグラフ 摘出標本の見方・6
卵巣胚細胞腫瘍—混合型胚細胞腫瘍(卵黄嚢腫瘍)
薬師寺 道明
1
,
片岡 明生
1
,
大蔵 尚文
1
,
杉山 徹
1
,
岩永 成晃
1
,
田中 博志
1
,
西田 敬
1
1久留米大学医学部産婦人科
pp.1387-1389
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901529
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胚細胞腫瘍は主として性腺に発生し,しかも性機能の発達一成熟期の若年層に好発するため,その取り扱いはreproductive functionは言うまでもなく患者のquality of lifeにきわめて重要な意味を持つ.本腫瘍ではpure typeのもの,および2つ以上の腫瘍成分をあわせ持つ混合型の存在が知られているが,今回は悪性度の高い卵巣嚢腫瘍成分を有する混合型胚細胞腫瘍を呈示し,その摘出標本の特徴などについて解説する.
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