今月の臨床 ここが知りたい! 早産の予知・予防の最前線
子宮収縮抑制薬の応用
Q. rapid tocolysisの適応と方法は?
村越 毅
1
1聖隷浜松病院産婦人科・総合周産期母子医療センター産婦人科
pp.376-381
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209286
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〈Answer〉
●rapid tocolysisの適応:適応は「短時間に十分な子宮筋弛緩作用が必要な状態」であり,具体的には,早産帝王切開,帝王切開時の胎位異常(足位や横位など),嵌頓胎盤,子宮内反症の整復,双胎第2子分娩時の外回転もしくは内回転,胎胞膨隆における緊急頸管縫縮時,などです.
●rapid tocolysisの方法:第一選択は,ニトログリセリンの静脈内投与ですが,引き続き麻酔作用が必要な場合は高濃度セボフルランを用います.
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