今月の臨床 遺伝子診療の最前線─着床前,胎児から婦人科がんまで
生殖医療
着床前遺伝子診断(PGD)の世界の現状
佐藤 卓
1
,
佐藤 健二
1
,
末岡 浩
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.1044-1051
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209188
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●単一遺伝子病に対する着床前遺伝子診断(PGD)は,欧米においてはすでに確立された医療サービスと見なされている.さらに新しい技術の導入により,近年は幅広い疾患や目的の異なるPGDに対するall in oneの診断システムの開発が進んでいる.
●わが国におけるPGDは,臨床研究としての実施が義務づけられるなど,今なお限定的な状況にある.
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