今月の臨床 遺伝子診療の最前線─着床前,胎児から婦人科がんまで
生殖医療
着床前胚スクリーニング(PGS)の世界の動向
吉田 淳
1
1木場公園クリニック
pp.1052-1059
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209189
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●世界では,①女性の高年齢,②反復流産,③着床障害,④重度の男性不妊,⑤卵巣機能低下,⑥抗がん剤や放射線療法などのがん治療後,⑦染色体異常の妊娠の既往などがPGSの対象とされている.
●胚の染色体を調べるための材料は,分割期胚の割球ではなく,胚盤胞のtrophectoderm(胎盤になる部分の細胞)が使用されることが多くなった.
●分析法はaCGH(array comparative genomic hybridization)法から,next generation sequencing(NGS)が主流となった.
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