今月の臨床 遺伝子診療の最前線─着床前,胎児から婦人科がんまで
婦人科腫瘍
卵巣がんのゲノム解析と分子標的治療
織田 克利
1
1東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座
pp.1038-1043
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209187
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●分子標的治療薬では感受性を予測するバイオマーカーが重要である.
●DNA修復にかかわる特定の遺伝子(BRCA1/2やミスマッチ修復遺伝子など)の生殖細胞系変異は,分子標的治療薬のバイオマーカーとなりうる.
●PARP阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬は,今後の臨床応用が期待される分子標的治療薬である.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.