特集 世界にインパクトを与えた日本の整形外科
棘突起縦割法椎弓形成術の創成—時流と黒川先生との邂逅
星野 雄一
1
1とちぎリハビリテーションセンター
pp.1195-1196
発行日 2015年12月25日
Published Date 2015/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200413
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平成21年に鬼籍に入られてしまった黒川髙秀先生(東京大学名誉教授)には,筆者が医師としてスタートした昭和51年以来,途切れることのない薫陶を受けた.世間でいう黒川式,ご本人からは徳島大の井形教授も同じ発想で手術を開始しているので黒川式と言ってはならないと戒められたが,正式名を棘突起縦割法(方法を示しているので「式」は誤りとのご教示)椎弓形成術という新術式を開発なさった頃,直接教えを受けていた関係から,筆者に本稿の依頼が参ったものと思う.
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