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Rinsho Seikei Geka Volume 50, Issue 1 （January 2015）

臨床整形外科 50巻1号（2015年1月発行）

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論述

頚椎棘突起とそれに付着する筋群を温存した黒川式棘突起縦割椎弓形成術の軸性疼痛 Axial Pain in Cervical Laminoplasty by Preserving Muscle Attachments and Spinous Processes 大科将人 ¹ , 山田高嗣 ¹ , 梅山剛成 ¹ , 下出真法 ¹ , 北見聡史 ² , 倉茂聡徳 ² Masahito OSHINA ¹ , Takashi YAMADA ¹ , Takashige UMEYAMA ¹ , Masanori SHIMODE ¹ , Satoshi KITAMI ² , Toshinori KURASHIGE ² ¹NTT東日本関東病院整形外科・脊椎脊髄病センター ²水戸赤十字病院整形外科 ¹Department of Orthopaedic Surgery, NTT Medical Center Tokyo ²Department of Orthopaedic Surgery, Mito Redcross Hospital キーワード：軸性疼痛 , axial pain , 椎弓形成術 , laminoplasty , 棘突起 , spinous processes Keyword: 軸性疼痛 , axial pain , 椎弓形成術 , laminoplasty , 棘突起 , spinous processes pp.5-9

発行日 2015年1月25日 Published Date 2015/1/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200087

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　頚椎椎弓形成術後の軸性疼痛の発生率を低下させる目的で，深部筋群を棘突起に付着温存させたまま正中縦割椎弓形成術を11例行い，従来の黒川式棘突起縦割椎弓形成術12例と比較検討した．術後軸性疼痛は本術式では0例，従来式では2例だった．本術式では頚部痛(VAS)が術後1週間以降，有意に低く，術後鎮痛薬の使用期間も短かった．手術時間は平均12分長く，出血量は73mL多かったが，有意差はなかった．手技の簡単な工夫で軸性疼痛の軽減が可能であった．

基本情報

臨床整形外科
50巻1号
（2015年1月発行）

電子版ISSN 1882-1286 印刷版ISSN 0557-0433 医学書院

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