特集 癌診療に役立つ最新データ
ⅩⅠ.大腸癌
大腸癌の再発診療に関する最新のデータ
野田 雅史
1
,
柳 秀憲
1
,
山村 武平
1
Masafumi NODA
1
1兵庫医科大学第2外科
pp.289-295
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905047
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大腸癌治癒切除後の再発として肝,肺,局所,腹膜などへの転移が認められる.これらの転移に対し,切除可能であれば切除することで治癒が期待できるが,切除の対象となるのは10〜30%と頻度は低く,大部分が切除不能である.このため術後再発を早期に発見し,治療する目的でサーベイランスが行われている.ここでは大腸癌治癒切除後の再発形式,頻度,再発発見の方法,そして再発に対する治療(切除および切除不能症例)について述べる.
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