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特集 内視鏡下手術の現状と問題点
乳腺内視鏡下手術の現状と問題点
The state of affairs on endoscopic breast surgery
山形 基夫
1
,
三上 元
1
,
千島 由朗
1
,
高山 忠利
1
Motoo YAMAGATA
1
1日本大学外科学講座外科3部門
キーワード:
内視鏡下手術
,
乳房温存手術
,
内視鏡下乳房切除術
,
気嚢下リンパ節郭清術
Keyword:
内視鏡下手術
,
乳房温存手術
,
内視鏡下乳房切除術
,
気嚢下リンパ節郭清術
pp.1327-1333
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904985
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乳腺内視鏡下手術は1995年頃から本邦で独自に開発され,乳房温存療法の整容性をさらに高めた術式である.現在施行されている術式は様々であるが,個々の手術手技は対象疾患(良性,悪性),および腫瘍の占居部位により集約されつつある.アプローチ法として外側,腋窩,乳輪の各アプローチ,視野の確保法として吊り上げ法,気嚢法,皮弁形成法として直接法,皮下トンネル法,バルーン法,大胸筋膜剥離法としてvein harvestor法,剥離バルーン法があり,今後は個々の手術にこだわらずこれらの組み合わせにより手術が施行されることが予想される.手術成績では通常術式とほぼ同等であり,整容面ではより良好な成績が得られることから,今後普及する術式であると考えられた.
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