Japanese
English
特集 内視鏡下手術の現状と問題点
胸腔鏡下気胸手術の現状と問題点
Current status and problem of thoracoscopic surgery for spontaneous pneumothorax
鈴木 一也
1
,
霜多 広
1
,
伊藤 靖
1
,
朝井 克之
1
,
高橋 毅
1
,
浅野 寿利
1
,
木村 泰三
2
,
数井 暉久
1
Kazuya SUZUKI
1
1浜松医科大学第1外科
2富士宮市立病院
キーワード:
自然気胸
,
ブラ
,
ブレブ
,
再発
,
ステープラー
Keyword:
自然気胸
,
ブラ
,
ブレブ
,
再発
,
ステープラー
pp.1335-1340
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904986
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胸腔鏡下手術は気胸の治療として急速に普及し,外科治療の主役となった.しかし,症例の積み重ねと,長期間の観察によって術後の再発が多いことが明らかになってきた.初回手術時の病変の見落としと,不十分な切除が主たる原因と考えられた.明らかなブラ,ブレブとその周辺の切除を安易に行うのではなく,全胸膜面を良く観察し,大きめの切除を心がけること,縫縮術の追加やメッシュの張り付けなど,追加処置を考慮することが必要であろう.
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