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特集 肝癌治療の最新ストラテジー
肝切除療法の実際と治療成績
3)グリソン鞘—括処理による肝切除術
Hepatic resection preceded by en-bloc ligation of Glisson's vessels
山中 若樹
1
,
岡本 英三
1
1兵庫医科大学第1外科
キーワード:
肝切除術
,
肝区域
,
グリソン鞘一括処理
,
肝癌
Keyword:
肝切除術
,
肝区域
,
グリソン鞘一括処理
,
肝癌
pp.289-294
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901496
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肝臓外科入門としての一括テーピング手技の習得
1)右主枝と後区域枝をテーピングすればおのおのを遮断することにより,前区域,後区域,内側区域の境界は容易に同定でき,区域診断に絶大な威力を発揮する.
2)亜区域切除でも区域枝を遮断して行えば出血量は減る.
3)肝葉切除においても主枝を一括テーピングして行えば短時間に手術を終えることができる.以上のように,区域診断,出血点,手術時間の3点で非常に有用な手技である.
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