Japanese
English
特集 肝胆膵術後合併症―その予防のために
肝切離法の工夫
The device of hepatic resection
片桐 聡
1
,
有泉 俊一
1
,
小寺 由人
1
,
山本 雅一
1
Satoshi KATAGIRI
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
キーワード:
肝切離
,
グリソン鞘一括処理
,
Pringle法
,
肝下部下大静脈遮断法
Keyword:
肝切離
,
グリソン鞘一括処理
,
Pringle法
,
肝下部下大静脈遮断法
pp.783-788
発行日 2007年6月20日
Published Date 2007/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101688
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要旨:合併症のない肝切除術を行うために今までいくつかの工夫を重ねてきた.その工夫は肝実質切離の工夫のみでなく,肝切離に至るまでの処置も重要である.具体的には開腹法や肝実質切離に先行した脈管処理,出血コントロール法,静脈処理,肝臓の把持などの技術面での工夫と,肝切除に用いる器材の開発に分けることができる.単一の工夫のみではなく,今まで肝臓外科にかかわった諸先輩方の工夫の積み重ねが現在の安全な肝切除に直結している.
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