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特集 進歩する消化器外科手術―術式の温故知新
〔術式別〕
肝切除術の温故知新―時代変遷と現在の標準手術,肝門部グリソン鞘一括処理法
Highlights in the history of hepatectomy and Glissonean pedicle transection method at the hepatic hilus
山本 雅一
1
,
片桐 聡
1
,
有泉 俊一
1
Masakazu YAMAMOTO
1
1東京女子医科大学消化器外科
pp.54-59
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104423
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【ポイント】
◆肝臓脈管処理法として,肝十二指腸間膜内個別脈管処理法,肝門部グリソン鞘一括処理法,肝離断先行脈管処理法がある.
◆肝門部グリソン鞘一括処理は肝内グリソン鞘枝(グリソン鞘3次分枝)へのアプローチも可能で,亜区域レベルの解剖学的肝切除に応用が可能である.
◆肝離断方法,Pringle法,肝下部下大静脈クランプ法,腹腔鏡下肝切除などには多くのcontroversyが存在する.今後も様々な工夫がなされることで肝切除成績はさらに向上することが期待される.
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