増刊号 2024年最新版 外科局所解剖全図—ランドマークの出し方と損傷回避法
Ⅳ.ヘルニア
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)に必要な局所解剖
谷岡 利朗
1
,
滋野 亜高史
1
,
奥野 圭祐
1
,
川村 雄大
1
,
小郷 泰一
1
,
藤原 尚志
1
,
川田 研郎
1
,
徳永 正則
1
,
絹笠 祐介
1
Toshiro TANIOKA
1
1東京科学大学消化管外科学分野
pp.288-293
発行日 2024年10月22日
Published Date 2024/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214723
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POINT
●鼠径ヘルニアの術式としてTAPP法が優れている点は,手術の最初に,必要な解剖の全体像が確認できることである.
●組織に適切な緊張をかけることが,適切な剝離や切離を可能にし,術中損傷を防ぐことにつながる.
●鈍的剝離中心の手術ではなく,鋭的切離をうまく行うことで,不要な出血を避けることができる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年10月末まで)。
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