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特集 エキスパートが教える 鼠径部ヘルニアのすべて
各論1:鼠径ヘルニア修復術の各術式
—腹腔鏡下手術—TAPP法,Hybrid法
Laparoscopic transabdominal preperitoneal repair(TAPP, Hybrid)
星野 明弘
1
,
山口 和哉
1
,
川村 雄大
1
,
松井 俊大
1
,
小郷 泰一
1
,
久米 雄一郎
1
,
奥田 将史
1
,
中嶌 雄高
1
,
岡田 卓也
1
,
東海林 裕
1
,
川田 研郎
1
,
中島 康晃
1
,
田邉 稔
2
,
河野 辰幸
1
Akihiro HOSHINO
1
1東京医科歯科大学消化管外科学
2東京医科歯科大学肝胆膵外科学
pp.1260-1265
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211326
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【ポイント】
◆外鼠径ヘルニア(JHSⅠ型)の場合,ヘルニア囊を環状切開し腹膜と確実に離断する.
◆腹膜前腔の剝離に関しては,内側は左右の腹直筋間(内鼠径ヘルニアの場合は反対側の腹直筋),外側は上前腸骨棘,前腹壁側はヘルニア門から3 cm程度,背側は輸精管と内側臍ヒダが交差するレベルまで十分に行う.
◆iliopubic tractより背側には陰部大腿神経の陰部枝および大腿枝,外側大腿皮神経が走行するため,タッキングは禁忌である.
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