Japanese
English
臨床報告
超音波ガイド下に整復し待機腹腔鏡手術を施行した閉鎖孔ヘルニア嵌頓の1例
A case of laparoscopic hernia repair of obturator hernia after reduction using ultrasonography
長谷川 毅
1
,
寺岡 均
1
,
森 拓哉
1
,
木下 春人
1
,
野田 英児
1
Tsuyoshi HASEGAWA
1
1馬場記念病院外科
キーワード:
閉鎖孔ヘルニア
,
嵌頓
,
超音波ガイド下整復
,
腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニア修復術
,
逆M法
Keyword:
閉鎖孔ヘルニア
,
嵌頓
,
超音波ガイド下整復
,
腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニア修復術
,
逆M法
pp.1530-1535
発行日 2018年12月20日
Published Date 2018/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212320
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要旨
症例は96歳,女性.右鼠径部痛を主訴に当院を受診した.腹部CTにて右恥骨筋と外閉鎖筋の間に小腸の嵌頓像を認め,閉鎖孔ヘルニアの嵌頓と診断した.発症後間もないため超音波ガイド下に還納した後に,待機的に腹腔鏡手術を行った.近年,閉鎖孔ヘルニアは術前診断が可能であり,嵌頓している症例でも整復後に腹腔鏡下手術を施行した報告が見受けられる.本疾患の患者は高齢であることが多く,整復することができれば,待機的に低侵襲な腹腔鏡手術を行うことは非常に有効であると考えられた.
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