Japanese
English
臨床経験
腹腔鏡下修復術(TAPP)を施行した閉鎖孔ヘルニア嵌頓の5例
Five cases of incarcerated obturator hernia repaired with the laparoscopic transabdominal approach
岡本 浩直
1
,
五代 天偉
1
,
本庄 優衣
1
,
田村 周三
1
,
利野 靖
2
,
益田 宗孝
2
H. Okamoto
1
,
T. Godai
1
,
Y. Honjo
1
,
S. Tamura
1
,
Y. Rino
2
,
M. Masuda
2
1藤沢湘南台病院外科
2横浜市立大学外科治療学
キーワード:
閉鎖孔ヘルニア
,
腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニア修復術
,
ヘルニア嵌頓
Keyword:
閉鎖孔ヘルニア
,
腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニア修復術
,
ヘルニア嵌頓
pp.983-986
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_983
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閉鎖孔ヘルニアは,高齢のやせた女性に多い比較的まれな疾患である.閉鎖孔ヘルニアの治療方法は手術であるが,アプローチ法やヘルニア門の修復に関して確立された術式はないとされている.腹腔鏡手術の報告例が増加している一方で嵌頓時は腸閉塞となっていることが多く,腹腔鏡では難渋することも多いとされる.今回われわれは閉鎖孔ヘルニアに対し腹腔鏡下に修復した5例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020