Japanese
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臨床報告
再発鼠径部ヘルニアに対して腹腔鏡補助下鼠径部切開法(Hybrid法)を施行した4例
An anterior approach with laparoscopic assistance(hybrid repair)for a recurrent inguinal hernia: Report of 4 cases
今井 紳一郎
1
,
久保 直樹
1
,
古澤 徳彦
1
,
寺田 克
1
Shinichiro IMAI
1
1長野県立信州医療センター外科
キーワード:
鼠径部ヘルニア
,
再発
,
Hybrid法
Keyword:
鼠径部ヘルニア
,
再発
,
Hybrid法
pp.1526-1529
発行日 2018年12月20日
Published Date 2018/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212319
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要旨
大開腹歴がなく全身麻酔耐術能のある69〜79歳の再発鼠径部ヘルニア4例に対して,腹腔鏡補助下鼠径部切開法(Hybrid法)を行った.【手術方法】腹腔鏡でヘルニア門とヘルニア囊を確認し,ヘルニア門の直上で皮膚切開を置いた.前方からヘルニア囊およびヘルニア門を同定後,mesh plugを使用しヘルニア門を補強した.再気腹し修復後の状態を確認後,閉創した.【手術所見】前回の手術法によらず,全例がDirect hernia再発であり,mesh plugで修復した.術後合併症はなかった.【結語】自験例4例においてHybrid法は安全に実施可能であり,有用な術式であると考えられた.
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