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特集 最新版 “腸閉塞”を極める!
疾患別 診断と治療
慢性偽性腸閉塞症
Chronic intestinal pseudo-obstruction(CIPO)
渡辺 和宏
1
,
内藤 剛
1
,
神山 篤史
1
,
唐澤 秀明
1
,
鈴木 秀幸
1
,
大沼 忍
1
,
武者 宏昭
1
,
亀井 尚
1
,
海野 倫明
1
Kazuhiro WATANABE
1
1東北大学消化器外科学
pp.830-834
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212092
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【ポイント】
◆慢性偽性腸閉塞症(CIPO)の診断は,①慢性の腸閉塞症状,②腸管拡張所見,③器質的狭窄を認めない,の3項目が基本となる.
◆CIPOは原発性と続発性に分類され,鑑別が重要である.
◆治療の中心は栄養管理・薬物治療であるが,難治の場合には外科治療が考慮されることもある.
◆小腸限局型・大腸小腸型では腸管切除の有効率は低いため,胃瘻造設や小腸瘻造設などの減圧手術にとどめる.
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