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特集 最新版 “腸閉塞”を極める!
予防と術後対応
術後腸閉塞の予防
Prevention of intestinal obstruction
野澤 慶次郎
1
,
大野 航平
1
,
岡田 有加
1
,
八木 貴博
1
,
塚本 充雄
1
,
福島 慶久
1
,
赤羽根 拓弥
1
,
島田 竜
1
,
端山 軍
1
,
岡本 耕一
1
,
土屋 剛史
1
,
松田 圭二
1
,
藤井 正一
2
,
橋口 陽二郎
1
Keijiro NOZAWA
1
1帝京大学医学部外科学講座
2国際医療福祉大学市川病院 消化器外科
pp.836-838
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212095
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【ポイント】
◆癒着防止材であるセプラフィルムが開発され,消化器外科領域での手術において幅広く使用されるようになってから,明らかに術後腸閉塞症例は減少している.
◆一般的な術後腸閉塞の予防としては,術後の経口摂取開始時期や内容,薬物治療,早期のリハビリ開始など,複数の治療法の組み合わせが有用である.
◆腹腔鏡手術などの低侵襲手術の積極的な導入は,癒着を減らす効果的な工夫の一つである.
◆手術操作では,組織・腹膜の損傷を最小限に留め,丁寧に止血するなどの原則をしっかり実践していく必要がある.
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