特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
12.水電解質・酸塩基平衡異常
カルシウム異常
斎藤 英昭
1
1東京大学医学部第1外科
pp.913
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209441
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□基本事項
1)カルシウムの99%は骨に,残りの1%のみが体液に存在する.
2)正常血清カルシウム濃度は10±1 mg/dlで,その半分は血清アルブミンに結合し残る半分は遊離型あるいはカルシウムイオンとして存在する.従つて血清アルブミンの増減が血清カルシウムの増減に反映する.
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