Japanese
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特集 上部胆管癌の外科
切除療法
私はこうしている
Resection of carcinoma of the proximal bile ducts:techniques, results and problems
都築 俊治
1
,
尾形 佳郎
1
,
飯田 修平
1
Toshiharu TSUZUKI
1
,
Yoshiro OGATA
1
,
Shuhei IIDA
1
1慶応義塾大学医学部外科
pp.1399-1404
発行日 1981年9月20日
Published Date 1981/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207787
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はじめに
外科の進歩によつて10年前には切除不能と考えられていた上部胆管癌も切除可能であることが判明し,急速に切除例が増加しつつある.1981年2月に行なわれた第17回消化器外科学会では肝門部胆管癌がシンポジウムとしてとりあげられ,また一方では胆道癌取扱い規約が作られて治療成績を共通の場で討議しようとする気運がみられている.
われわれは過去8年間に27例の上部胆管癌を取扱い,そのうち16例(59%)を切除したが,その経験に基づいて切除の実際について述べてみたい.
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