Japanese
English
特集 上部胆管癌の外科
切除療法
私はこうしている
Surgical treatment of the bile duct of the porta hepatis
原田 昇
1
,
角田 司
1
,
篠崎 卓雄
1
,
内山 和雄
1
,
岡 進
1
,
山口 孝
1
,
吉野 尞三
1
,
伊藤 俊哉
1
,
土屋 凉一
1
Noboru HARADA
1
1長崎大学医学部第2外科
pp.1405-1412
発行日 1981年9月20日
Published Date 1981/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207788
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はじめに
肝門部胆管癌を肝管合流部および左右肝管を占拠する胆管癌と規定すると,肝門部胆管癌は胆道系悪性腫瘍のうちでも,最も外科的治療が困難な部位に位置し,その治療成績は現在なお不良といわざるをえない.切除率も諸家の報告1-3,6-9)をみても30%前後である.しかし,近年の診断技術の進歩により,かなり早期に診断がなされた症例も増加し,長期生存例も増加しつつある.本症の治療成績の向上を阻む諸因子を教室例を用いて検討を加え,特に積極的外科治療法の意義について言及する.
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