Japanese
English
特集 肝門部胆管癌の治療
肝切除を伴う肝門部胆管癌手術
Surgical treatment for carcinoma of the junction of the hepatic duct
都築 俊治
1
,
上田 政和
1
,
高橋 伸
1
,
杉岡 篤
1
,
中安 邦夫
1
,
飯田 修平
2
Toshiharu TSUZUKI
1
1慶応義塾大学医学部外科
2練馬総合病院外科
pp.323-329
発行日 1989年3月20日
Published Date 1989/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210304
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
肝門部胆管癌に対して種々の術式が提唱されているが,どれが最適の術式であるかについてはまだ不明である.この解明には各術式について手術適応,術後合併症発生率および死亡率,5年生存率が明らかにされることが必要である.
われわれは1973年から肝切除を合併して広く胆管を切除する方針を採用し,49例のうち25例を切除した.1例が術後42日目に死亡したが,24例は退院し,現在4例が5年以上生存している.5年生存率を向上させることが今後の課題であるが,このためには治癒切除例を増加させることが必須条件である.
これまでの成績を述べるとともに治療上の問題点について考察した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.