Japanese
English
臨床報告
重症破傷風の3治験例
Three cases of tetanus
山崎 靖夫
1
,
松村 功人
1
,
国吉 昇
1
,
遠藤 久人
1
,
蒲谷 堯
1
,
高 興弼
1
,
今泉 了彦
1
,
鎌田 哲郎
1
,
梶原 哲郎
1
,
坪井 重雄
1
Yasuo YAMAZAKI
1
1東京女子医科大学第2病院外科
pp.661-664
発行日 1976年5月20日
Published Date 1976/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206512
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はじめに
破傷風は,現在では非常に少ない疾患になつたが,現在でも一旦罹患すると死亡率の非常に高い疾患である.元来破傷風は免疫により予防すべきものであるが,わが国の現状からすると未だ完全とはいえない.われわれは今までに重篤な神経症状を呈した3例の破傷風患者を経験し,外科的呼吸管理,及び抗毒素,抗生剤,鎮静,鎮痙剤の投与などにより救命し得たので,破傷風の治療について若干の検討を加えて報告する.
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