雑感
降圧剤をめぐる文献と感想
永井 友二郎
pp.645
発行日 1965年5月20日
Published Date 1965/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203617
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私たち実地医家が本態性高血圧症を問題にする主な理由は,脳卒中や虚血性心疾患との関連を考えるからだと思う.
ところで,もし血圧がいくら高くても,それがからだの大小や,皮膚の色のような個人差であるならば,すなわち,「血圧の高いことが生活に何らの支障をもたらさず,その人の天寿をまつとうできるということであれば,私たちは今までほど高血圧症を問題にしないと思う.
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