Japanese
English
特集 悪性腫瘍の術中病理診断を効果的に活用する―どこを検索すべきか,どう対応すべきか
肝癌
Utility of intraoperative histological diagnosis in patients with primary liver cancer
有田 淳一
1
,
長谷川 潔
1
,
國土 典宏
1
Junichi ARITA
1
1東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科
pp.431-435
発行日 2011年4月20日
Published Date 2011/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103495
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆肝癌の術中病理診断の適応として,①腫瘍の質的診断,②切除断端の良悪性,③リンパ節転移の有無,④背景肝の障害度診断,が挙げられる.
◆腫瘍針生検診断の限界と合併症を把握すべきである.肝癌切除前診断の基本は画像診断であり,術中病理診断に頼りすぎない.
◆肝障害患者に生じうる病変,特に一連のシークエンスであると考えられている早期肝細胞癌,高度異型結節,軽度異型結節の画像的ならびに組織学的特徴を把握する.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.