進行癌の治療戦略
転移性肝癌の治療戦略
山元 謙太郎
1
,
長谷川 潔
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵・人工臓器移植外科
キーワード:
胃腫瘍
,
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
腫瘍播種
,
腎臓腫瘍
,
膵臓腫瘍
,
大腸腫瘍
,
胆道腫瘍
,
乳房腫瘍
,
腹膜腫瘍
,
リンパ節郭清
,
神経内分泌腫瘍
,
Gastrointestinal Stromal Tumor
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Breast Neoplasms
,
Hepatectomy
,
Neoplasm Seeding
,
Liver Neoplasms
,
Kidney Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Pancreatic Neoplasms
,
Peritoneal Neoplasms
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Neuroendocrine Tumors
,
Gastrointestinal Stromal Tumors
pp.719-726
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010250159
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消化管原発悪性腫瘍の肝転移のうち、大腸癌由来肝転移に対する肝切除については、有効性を示唆する多数の報告がなされており、異論のないものと考えられる。近年、大腸癌に対する化学療法の進歩はめざましいものの、肝転移例に対して長期生存が期待できる治療法は肝切除のみである。その他の消化管原発悪性腫瘍の肝転移に対する肝切除の適応については議論の分かれるところであるが、神経内分泌腫瘍由来肝転移については肝切除による予後の延長が期待されている。
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