肝癌診療の最前線-知っておきたい診断・治療の新情報
肝癌診療ガイドライン
長谷川 潔
1
,
青木 琢
,
阪本 良弘
,
菅原 寧彦
,
國土 典宏
1東京大学 大学院医学系研究科肝胆膵外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝臓移植
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
肝動脈塞栓術
,
Sorafenib
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Algorithms
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Transplantation
,
Practice Guidelines as Topic
,
Sorafenib
pp.370-379
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012175469
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・現時点で肝細胞癌に対する治療法を示すガイドラインとして、わが国には「科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン」と「コンセンサスに基づく肝癌治療アルゴリズム」の2つが存在する。・前者はevidence based medicine(EBM)の手法に則って作成され、高い客観性と単純性・わかりやすさの点で優れている。後者は専門家のコンセンサスに基づき作成され、最新の知見と実臨床を反映している点が長所である。・いずれも今では臨床現場に広く普及しているが、両者の特徴をよく理解し、適切に使い分けることが肝要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012