Japanese
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特集 胆囊癌根治手術をめぐる諸問題
〔PDの意義〕
進行胆囊癌に対する膵頭十二指腸切除(PD)の適応と有効性
Indications for pancreatoduodenectomy in patients undergoing lymphadenectomy for advanced gallbladder carcinoma
新井田 達雄
1
,
吉川 達也
1
,
太田 岳洋
1
,
梶山 英樹
1
,
矢澤 武久
1
,
樋口 亮太
1
,
竹下 信啓
1
,
鬼澤 俊輔
1
,
浜野 美枝
1
,
山本 雅一
1
Tatsuo ARAIDA
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
キーワード:
胆囊癌
,
リンパ節郭清
,
膵頭十二指腸切除
Keyword:
胆囊癌
,
リンパ節郭清
,
膵頭十二指腸切除
pp.1093-1099
発行日 2009年8月20日
Published Date 2009/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102659
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要旨:進行胆囊癌に対するPDの適応と有効性を,D2以上の郭清を行う治癒切除術群(肝切除術+D2以上のリンパ節郭清)の遠隔成績,再発率および再発様式を比較することにより検討した.その結果,ss以深のpBinf(-)・pN(+)症例群のようなリンパ節転移を主進展様式とする進行胆囊癌のリンパ節郭清においてPDの適応と有効性があると思われた.一方,pBinf(-)・pN(-)症例群では胆管温存の縮小手術が可能で,pBinf(+)症例群では肝右葉切除以上の肝切除+胆管切除が必要であり,両群ともPDによるリンパ節郭清の適応と有効性はないと思われた.
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