肝門部胆管癌の治療戦略2013
肝門部胆管癌に対する定型術式 中央肝切除
太田 岳洋
1
,
樋口 亮太
,
谷澤 武久
,
梶山 英樹
,
小貫 建一郎
,
竹下 信啓
,
浜野 美枝
,
新井田 達雄
,
山本 雅一
1荏原病院 外科
キーワード:
肝切除
,
胆管腫瘍
,
Klatskin腫瘍
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Hepatectomy
,
Klatskin Tumor
pp.498-503
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013255225
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肝門部胆管癌に対して肝の中央を切除する術式としては,尾状葉単独切除から前区域や内側区域を含めた肝切除+尾状葉切除まで多くの術式が存在する.対象となる疾患は,基本的には水平方向進展が有意で垂直方向の進展に乏しい,胆管内発育を主体とする腫瘍である.施行する際にはmultidetector-row CT(MDCT),三次元(3D)-CTなどにより,胆管と脈管,特に門脈との位置関係を把握し,肝切除を付加することで胆管切離限界線がどのようにかわってくるかを理解して術式を決定する必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2013