Japanese
English
特集 肝胆膵癌に対する補助療法―治療成績の向上を目指して
肝内胆管癌に対する補助療法の意義
The role of adjuvant therapy after hepatectomy in patients with intrahepatic cholangiocarcinoma
有泉 俊一
1
,
山本 雅一
1
Shunichi ARIIZUMI
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
キーワード:
肝内胆管癌
,
腫瘤形成型
,
胆管浸潤型
,
肝切除
,
補助療法
Keyword:
肝内胆管癌
,
腫瘤形成型
,
胆管浸潤型
,
肝切除
,
補助療法
pp.901-904
発行日 2009年7月20日
Published Date 2009/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102616
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:肝内胆管癌の214切除例の再発率および再発部位を肝内胆管癌の肉眼分類で検討した.肉眼的に遺残のない切除例の59%で再発を認めた.再発部位は肝再発が最多であり,肉眼分類では腫瘤形成と胆管浸潤+腫瘤形成型で肝再発が多かった.2cm以下の腫瘤形成型で50%(肝再発38%,他臓器12%),2cm以下の胆管浸潤型では38%であったが,すべて肝臓以外での再発を認めた.肝内胆管癌は2cm以下と早期の段階から転移があり,術後の補助療法が必須である.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.