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特集 肝内胆管癌 up-to-date
胆管浸潤型肝内胆管癌の手術術式と治療成績―特に狭義の肝門部胆管癌との相違
Surgical Treatment of Intrahepatic Cholangiocarcinoma
杢野 泰司
1
,
江畑 智希
1
,
梛野 正人
1
,
新井 利幸
1
,
西尾 秀樹
1
,
二村 雄次
1
Yasuji MOKUNO
1
,
Tomoki EBATA
1
,
Masato NAGINO
1
,
Toshiyuki ARAI
1
,
Hideki NISHIO
1
,
Yuji NIMURA
1
1名古屋大学大学院医学研究科器官調節外科
1Department of surgery,Nagoya University Graduate School of Medicine
キーワード:
肝門部胆管癌
,
肝内胆管癌
,
胆管浸潤型
Keyword:
肝門部胆管癌
,
肝内胆管癌
,
胆管浸潤型
pp.799-804
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100080
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要旨 胆管浸潤型肝内胆管癌は容易に肝門部へ浸潤し,狭義の肝門部胆管癌と鑑別できないことも稀ではない.このため,肝門部浸潤を伴う癌腫を一括して広義の肝門部胆管癌として扱っている施設も多い.
浸潤型肝門部胆管癌(広義)を浸潤型(平坦型,結節浸潤型)の肝外胆管癌と胆管浸潤型の肝内胆管癌に分類し比較したところ,両型に行われた手術術式,生存率に有意な差は見られず,これらは臨床的には同等に扱っても問題ないと考えられる.胆管浸潤型肝内胆管癌の治療方針としては肝門部胆管癌と同様に,MDCT,USや胆管造影に基づく術式選択と肝機能の評価が重要である.
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