特集 肝胆膵のcommon diseaseにみる非典型的画像所見
胆管細胞癌
小松 大祐
1
,
雄山 一樹
1
,
山田 哲
1
,
藤永 康成
1
1信州大学医学部画像医学教室
キーワード:
肝内胆管癌
,
腫瘤形成型
,
胆管浸潤型
,
胆管内発育型
Keyword:
肝内胆管癌
,
腫瘤形成型
,
胆管浸潤型
,
胆管内発育型
pp.1144-1152
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005803
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● 肝内胆管癌は消化器腫瘍WHO分類 第5版でsmall duct typeとlarge duct typeに分類された.small duct typeは腫瘤形成型が多く,末梢の肝内胆管から発生する.large duct typeは胆管浸潤型が多く,肝門部領域胆管癌と類似する.
● 腫瘤形成型は,LI-RADS®でのLR-M Criteria “targetoid腫瘤”の所見を呈する.鑑別疾患としては,混合型肝癌,硬化型肝細胞癌,海綿状血管腫,転移性肝腫瘍,肝膿瘍が挙げられる.
● 胆管浸潤型では硬化性胆管炎,胆管内発育型では胆管浸潤を呈する腫瘍性病変が鑑別となる.
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