手術手技
腹部手術既往症例に対する腹腔鏡下肝切除術とPringle法のコツ
川野 陽一
1
,
金谷 洋平
1
,
青木 悠人
1
,
上田 純志
2
,
鈴木 英之
1
,
吉田 寛
2
1日本医科大学千葉北総病院外科
2日本医科大学付属病院消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切徐
,
腹部手術既往
,
Pringle法
Keyword:
腹腔鏡下肝切徐
,
腹部手術既往
,
Pringle法
pp.1503-1508
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002935
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わが国における腹腔鏡下肝切除術(laparoscopic hepatectomy;Lap-H)は,2016年の適用拡大からほぼすべての術式が保険収載された。現在,さらなる技術・知識革新がなされており,急速な普及を遂げるとともに腹部手術既往症例に対するLap-Hも増加している。腹腔鏡手術の利点である低侵襲性,拡大視効果などにより,それらの症例に対する有用性がある一方,ポートの挿入部位や癒着剥離術,Pringle法用の肝十二指腸間膜テーピング法などについてのknack and pitfallsがあるため,当科での成績と経験を報告する。
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