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特集 消化器外科術後合併症の治療戦略―私たちはこのように治療している
胆道再建を伴う肝切除後胆汁瘻の治療
Treatment of bile leakage after hepatobiliary resection with biliary reconstruction
會津 恵司
1
,
伊神 剛
1
,
梛野 正人
1
,
小田 高司
1
,
西尾 秀樹
1
,
横山 幸浩
1
,
安部 哲也
1
,
二村 雄次
1
Keiji AIZU
1
1名古屋大学大学院医学系研究科腫瘍外科学
キーワード:
胆汁瘻
,
胆汁ドレナージ
,
エタノールアブレーション
Keyword:
胆汁瘻
,
胆汁ドレナージ
,
エタノールアブレーション
pp.1601-1604
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101654
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要旨:胆道癌の根治術として肝切除を行う場合などの胆管切除・胆道再建を伴う肝切除の場合は胆汁リークテストが行えないが,肝切離面にガーゼを当て胆汁色に着色するかどうかで胆汁漏の有無を判断する.再建胆管枝の胆汁ドレナージと肝切離面からの排液ドレナージが有効に行えていれば,胆汁瘻は自然に閉鎖することが多い.しかし,病態によっては難治性になることがある.下流側が切除された胆管枝で,その上流側のドレナージ肝実質領域がある程度の大きさである場合は難治性であり,瘻孔からのエタノールアブレーションを行い,胆管枝のアブレーションおよびドレナージ領域の肝実質機能の廃絶させる処置が必要になることもある.胆汁瘻の病態に合った治療法を選択することが肝要である.
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