Japanese
English
特集 手術のグッドタイミング
〔根治術のタイミング〕
胆道癌に対する経皮経肝門脈枝塞栓術(PTPE)後の広範囲肝切除術
Timing of extended hepatectomy after percutaneous transhepatic portal vein embolization
for biliary cancer
小林 聡
1
,
梛野 正人
1
,
湯浅 典博
1
,
小田 高司
1
,
新井 利幸
1
,
西尾 秀樹
1
,
江畑 智希
1
,
二村 雄次
1
Satoshi KOBAYASHI
1
1名古屋大学大学院医学系研究科器官調節外科
キーワード:
経皮経肝門脈枝塞栓術(PTPE)
,
術後肝不全
,
残肝KICG
,
経カテーテル的肝動脈塞栓術(TAE)
,
経皮経肝胆管枝ablation(PTBA)
Keyword:
経皮経肝門脈枝塞栓術(PTPE)
,
術後肝不全
,
残肝KICG
,
経カテーテル的肝動脈塞栓術(TAE)
,
経皮経肝胆管枝ablation(PTBA)
pp.31-37
発行日 2005年1月20日
Published Date 2005/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100004
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:経皮経肝門脈枝塞栓術(PTPE)の導入によって胆道癌に対する広範囲肝切除の適応は拡がり,安全性も増した.PTPEによって右葉,右3区域塞栓術で約10%,左3区域塞栓術で約7%の切除率の低下が期待できる.PTPE後約2週間をもって根治術のタイミングとしているが,それでも残肝機能が憂慮される症例に対しては,手術時期の延期や経カテーテル的肝動脈塞栓術(TAE),経皮経肝胆管枝ablation(PTBA)の併用を検討する.胆道癌は切除以外に有効な治療法がなく,これらの手技を用いて積極的に切除を検討すべきである.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.