Japanese
English
特集 消化器外科術後合併症の治療戦略―私たちはこのように治療している
肝硬変合併肝癌切除後の難治性腹水と治療
Treatment of refractory ascites after hepatectomy for hepatocellular carcinoma associated with cirrhosis
有泉 俊一
1
,
片桐 聡
1
,
浜野 美枝
1
,
山本 雅一
1
,
高崎 健
1
Shunichi ARIIZUMI
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
難治性腹水
,
Denverシャント
,
肝リンパ漏
Keyword:
肝細胞癌
,
肝切除
,
難治性腹水
,
Denverシャント
,
肝リンパ漏
pp.1605-1612
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101655
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要旨:慢性肝炎や肝硬変など慢性肝障害の合併した肝細胞癌に対する肝切除後には術後胸・腹水の貯留がある.肝切除後の胸・腹水は肝機能の低下だけがその原因ではなく,様々な病態がある.本稿では肝切除後の腹水に対する治療法について述べる.また,肝切除後の難治性腹水にDenverシャントが有効であった症例と,他医で肝切除後難治性腹水と診断されたが肝リンパ漏であった症例を報告する.
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