Japanese
English
筋組織化学アトラス7
重症筋無力症
Myasthenia gravis
宇尾野 公義
1
Masanori Uono
1
1東京大学医学部第3内科教室
1The 3rd Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.1234-1238
発行日 1970年11月1日
Published Date 1970/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202803
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重症筋無力症の罹患筋にはしばしばlymphorrhageがみられ,筋線維の萎縮が時に合併し,神経筋終板の変形は必発であることが認められていた。近年組織化学,免疫組織化学,電子顕微鏡的研究が進むに従い,病理形態学的には神経側の,また胸腺および自己免疫・内分泌・代謝面からは直接筋側の異常も認められ,その他ある基礎疾患から2次的に筋無力症状を来す場合もあり,従って本症の組織化学的変化も極めて多彩であることが判明した。本症の成因および疾患単位としての位置づけが再検討されている。
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