Japanese
English
特集 筋無力症
重症筋無力症患者の瞳孔
Pupillography of Myasthenia Gravis
石川 哲
1
,
宇尾野 公義
2
,
内藤 誠
3
,
佐藤 芳彦
3
,
瀬川 昌也
4
Satoshi Ishikawa
1
,
Kimiyoshi Uono
2
,
Makoto Naito
3
,
Yoshihiko Sato
3
,
Masaya Segawa
4
1北里大学医学部眼科学教室
2東京大学医学部第三内科学教室
3東京大学医学部眼科学教室
4東京大学医学部小児科学教室
1Department of Ophthalmology, School of Medicine, Kitasato University
23rd Department of Internal Medicine, School of Medicine, University of Tokyo
3Department of Ophthalmology, School of Medicine, University of Tokyo
4Department of Pediatrics, School of Medicine, University of Tokyo
pp.827-830
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903297
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Ⅰ.序論
重症筋無力症(M.G.)には若干の自律神経症状が存在することが知られている。しかしこれらはいずれも自覚症状を主としており,他覚的には捉えられていない。そこでわれわれは赤外線電子瞳孔計(イリスコーダー)を利用して,M.G.患者の主として瞳孔括約筋の光に対する反応を調べ,さらにウブレチッド1%(ubr)点眼前後の所見を調べることによりその反応の異常を約半数例で認めることができたのでここに報告するとともにM.G.患者には副交感神経系の異常が"サブクリニカルレベル"で存在しうることを推定した1)〜3)。
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