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あとがき
T.O.
pp.258
発行日 1953年7月1日
Published Date 1953/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200360
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本誌も號を重ねて第5年の半ばに達して,專門雑誌としての存在の意義がいよいよはつきりして來た。顧みて戰後の混亂のときから今日まで神經學方面の發表機關として果してきた役割りはかなり大きかつたとおもう。永續の見込みは充分にあることだし,何とか皆でもり立てゝ日本の學術雑誌として外國に誇りうる充實した内容を今後つゞけてゆかなければならない。
今までもたびたび編集者が註文をつけて原稿を著者に送り返したりした。それは必ずしも内容の不備というのでなく,紙數の制限があるので,頁數の短縮などのためのことが多かつた。それにしても失禮なことを著者にお願いしたこともあつたわけであるが,すべてそれは内容を整え,體裁をよくし,できるだけ立派な雑誌をつくろうという方針に基づいてのことである。
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