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あとがき
稲谷 大
pp.602
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105212
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みなさんのお手元に本号が届けられる頃は,WOC2014 Tokyo開催真っ只中で病院や診療所を留守にされている先生方が多いのではないでしょうか?
私,稲谷大は,神戸大学根木昭先生の後任として昨年度の終わりから臨床眼科の編集委員に加えていただくことになりました。若手といわれることの多い私も今年度で眼科医になって20年目を迎えました。実は,私の最初の論文は臨床眼科の原著論文で,臨床眼科学会で発表した神経眼科の論文でした。編集委員になって,臨床眼科学会の原著論文の査読をしておりますと,まだ論文を書き慣れていない初々しい先生方の原著論文も混じっていて,フレッシュマンだった頃の自分を思い出します。最近,教室員が原著論文を書いているのを見て思うことですが,学会発表までの準備をしただけでは,その研究は1/3しか終わってないのではないかと思うことです。論文を書いて投稿して,やっと2/3,査読者から返事が返ってきて,データを追加して送り返して受理されて,やっと仕事が終わります。学会発表だけで終わるのではなく,論文を書かないと,本当に仕事をやり遂げたとは言えません。みなさんの原著論文の投稿を楽しみにしていますので,いじわるなコメントをしてしまうかもしれませんが,是非沢山の投稿よろしくお願い致します。
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