連載 症例で学ぶ非結核性抗酸菌症・5
肺MAC症治療薬による副作用出現時の対応(2)視神経炎・その他
鈴木 翔二
1
,
長谷川 直樹
2
,
倉島 篤行
3
,
森本 耕三
3
1慶應義塾大学医学部呼吸器内科
2慶應義塾大学医学部感染制御センター
3公益財団法人結核予防会複十字病院呼吸器センター
pp.486-488
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205958
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症例(図):50代,女性.身長166.6cm,体重45.4kg.
現病歴:1年前に血痰が出現し前医を受診した.喀痰培養でMAC(Mycobacterium avium complex)が検出され,その後も培養陽性が続いていた.転居のために当院を紹介受診し,リファンピシン(RFP)450mg/日,エタンブトール(EB)750mg/日,クラリスロマイシン(CAM)800mg/日で治療開始した.喀痰培養は陰性化し,胸部CTも改善していた.内服開始6カ月後に受診した際,1週間前から小さい字が見え辛くなってきたとの訴えがあった.血液検査上は異常所見はなかった.
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