特集 どう診る? 急増する非結核性抗酸菌症,見逃せない結核
Ⅱ.非結核性抗酸菌症 各論
肺MAC(MAI)症の薬物治療
長谷川 直樹
1
1慶應義塾大学医学部感染症学教室
pp.204-210
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200545
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Point
・診断が確定しても治療の要否は症例ごとに個別に判断するが,喀痰の抗酸菌塗抹陽性例,胸部画像上空洞を有する例には治療を行う.
・化学療法が基本で,マクロライドの感受性を確認し,病型により適切なレジメンを選択する.
・副作用に留意しながら,所定の治療期間を確保する.
・喀痰培養検査は病状評価のために必須であり,患者に十分な説明を行い定期的に行う.
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