Japanese
English
解説
気道過敏性の規定因子
Determinants of bronchial hypersensitivity
佐々木 英忠
1
Hidetada Sasaki
1
1東北大学医学部第一内科
1The First Department of Internal Medicine, Tohoku University School of Medicine
pp.979-984
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204721
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非特異的刺激によって気管支平滑筋が容易に攣縮をおこし易い状態を気道過敏性があると定義しているが,気道過敏性の規定因子は自律神経系の異常,抗原を始めとする各種気道炎症惹起作用物質吸入による気道過敏性の亢進や遺伝的な要素など,多くの因子の検索が現在急速に解明されつつある。気道過敏性の規定因子は,抗原抗体反応及び免疫機構の面から,化学伝達物質の面から,及び呼吸生理学的面からと追及されているが,今回は主に私共の教室で検討を加えてきた規定因子から呼吸生理学的にみた分析1,2)を解説してみたい。
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