Japanese
English
装置と方法
自動呼吸機能検査装置のためのA/Dコンバータの検討
Investigation of A/D Converter for Automatic Pulmonary Function Tests Apparatus
神辺 真之
1
,
安田 信正
1
,
坪倉 篤雄
1
,
福原 弘文
2
,
藤原 謙太
2
,
有田 浩之
2
Masayuki Kambe
1
,
Nobumasa Yasuda
1
,
Tokuo Tsubokura
1
,
Hirofumi Fukuhara
2
,
Kenta Fujiwara
2
,
Hiroyuki Arita
2
1広島大学医学部付属病院検査部
2広島大学医学部第2内科
1Department of Clinical Pathology, Hiroshima University, School of Medicine
2Department of Internal Medicine, Hiroshima University, School of Medicine
pp.297-300
発行日 1983年3月15日
Published Date 1983/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204194
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最近,呼吸機能自動解析装置と呼ばれる便利な呼吸機能検査の自動化装置が普及している。これらの装置はほとんどがall in one方式で,1つの装置でスパイログラフィー,肺気量分画,拡散能力,フロー・ボリューム検査,クロージングボリューム検査,N2洗い出し曲線の分析などが自動的に計測できるようになっている。すなわち,肺活量などの換気量や気流速,COガスメータやN2ガスメータ,Heガスメータなどのガス濃度をデータとして自動演算するわけであるが,これらの情報のうち多くはアナログデータである。そこで,呼吸機能自動解析装置の要点はいかに精度の良いA/Dコンバータを内蔵するかにかかっている。
著者らは最近普及してきているマイクロコンピュータを利用して汎用呼吸機能自動解析システムを開発しつつあるが,A/Dコンバータはこのシステムにおいても重要な役割をしている。そこで著者らはこの汎用呼吸機能自動解析システムの機能拡張を目的に,生体情報処理に適するA/Dコンバータについて若干検討したので報告する。
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