Japanese
English
研究
臨床肺機能検査情報システム
Study on Information System of Pulmonary Function Test
神辺 真之
1
,
安田 信正
1
,
藤原 謙太
2
,
小早川 隆
2
,
荒谷 義彦
2
,
坪倉 篤雄
1
Masayuki KAMBE
1
,
Nobuaki YASUDA
1
,
Kenta FUJIWARA
2
,
Takashi KOBAYAKAWA
2
,
Yoshihiko ARATANI
2
,
Tokuo TSUBOKURA
1
1広島大学医学部附属病院検査部
2広島大学医学部附属病院学部第二内科
1Dept. of Clinical Pathology, Hiroshima Univ. School of Medicine
2Dept. of 2-nd Internal Medicine, Hiroshima Univ. School of Medicine
pp.209-214
発行日 1984年2月15日
Published Date 1984/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912125
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はじめに
臨床検査が中央化されてから,検査数が急増した.そのために早くから臨床検査のシステム化が計画され,自動化学分析装置など多くの自動検査装置が開発され,成果を上げている.臨床肺機能検査においても同様で,ハードウェア的には多くの呼吸機能自動解析装置と呼ばれる自動計測装置が普及している.臨床検査のシステム化はこのような,ハードウェアに依存する傾向のある,検査の自動化(laboratory automation)に関するシステム化と,検査診断法(laboratory diag-nosis)を目標としたシステム化が考えられる.後者は疾患の診断や病態生理の解明などを目的とした各種検査の組み合わせに関する体系化などであって,ソフトウェアに重点を置くシステムである.
臨床肺機能検査においても,各種呼吸器疾患の機能面からの診断を目標にシステム化が討論されているが1),そのためには計測した各種呼吸機能成績をいろいろな角度から検討する必要がある.
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