Japanese
English
綜説
レニン・アンギオテンシン系について
Studies on Renin-Angiotensin System.
小田 立男
1
,
陸 忠博
1
,
窪田 欣一郎
1
,
岡野 穣
1
Tatsuo Oda
1
,
Tadahiro Kuga
1
,
Kinichiro Kubota
1
,
Minoru Okano
1
1日本大学医学部大島内科学教室
1Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Nihon University.
pp.99-107
発行日 1966年2月15日
Published Date 1966/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201551
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緒言
1898年Tiegerstedt, Bergmann1)が家兎腎の食塩抽出液中に血圧を上昇させる物質を認め,その昇圧物質をreninとなづけた。その後Goldblatt2)らがイヌの腎動脈を狭窄することにより,ヒトの本態性高血圧または腎性高血圧症に極めて近似した実験的慢性高血圧の作製に成功し,この実験的高血圧症は体液性因子によると推定され,Page3)4)らによって腎性昇圧因子がreninであることが確認された。
その後Braun-Menendez5)らにより実験的腎性高血圧が体液性機序によって起こることが明らかにされた。
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