今月の主題 糖尿病治療薬2012―皆が知りたい新しい治療A to Z
合併症の治療と管理に役立つ知識と処方
レニン・アンギオテンシン系(RAS)を使った網膜症抑制
西川 武志
1
,
久木留 大介
2
,
荒木 栄一
2
1熊本大学大学院生命科学研究部糖尿病分子病態解析学分野
2熊本大学大学院生命科学研究部代謝内科学分野
pp.876-879
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105955
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ポイント
★ACE阻害薬およびARBによる糖尿病網膜症抑制効果がEUCLID,DIRECT,RASSにより示されている.
★眼局所でのRAS異常が糖尿病網膜症の病態に関与していると考えられている.
★血清クレアチニン2.0mg/dl以上の症例にACE阻害薬,ARBを使用する際には,少量から使用する必要がある.
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