Japanese
English
ジュニアコース
血液ガスの計算法—Van Slyke-Neill法による成績より
Calculation of Blood Gas and Acid-base Balance.
高木 康
1
,
田村 文彦
1
Yasushi Takagi
1
,
Fumihiko Tamura
1
1慶応義塾大学医学部笹本内科
1Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University.
pp.459-467
発行日 1965年6月15日
Published Date 1965/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201461
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I.はじめに
呼吸機能の最終的結果は動脈血に綜合されて現われる。したがって血液相よりの検索つまり血液ガス分析は,最も基本的検査の一つであり,その成績はanoxia, hypercapniaさらに酸塩基平衡障害の診断に必要であるばかりでなく,Fick法による心拍出量の測定や肺胞機能の検索など,肺機能障害を正しく評価するために欠かすことの出来ない検査である。
先にジュニアコース1)に述べられたVan Slyke-Neill検圧法による血液ガス分析の結果得られた酸素含量,炭酸ガス含量,酸素容量およびpH,ヘマトクリット値などを組合わせることによって,血液ガス・酸塩基平衡諸量を計算することが出来る。
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